璃寛茶(りかんちゃ)

璃寛茶(りかんちゃ) 黄色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 璃寛茶(りかんちゃ)
別名 特になし
系統 黄色系統

璃寛茶の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #727053
RGB R:114 G:112 B:83
CMYK C:0% M:0% Y:35% K:68%

璃寛茶について

璃寛茶は二代目嵐吉三郎が好んだ色

璃寛茶りかんちゃとは、緑みがかってくすんだ茶色のことです。
江戸時代の役者色の一つで、二代目嵐吉三郎が好んだ色として知られます。
色名は二代目嵐吉三郎の俳号が「璃寛」だったことに由来します。

背は小さく割に目が大きいという見た目から、璃寛襲名前の名である「嵐徳三郎」にちなんで「目徳・目徳璃寛」と呼ばれたそうです。
璃寛は美男で色男役で絶大な人気を博したこともあり、璃寛茶りかんちゃは若い女性に人気の色でした。
江戸後期に書かれた染色解説書の『手鑑模様節用』では、「藍こび茶、一名りくわん茶」とあり、黒みをおびた茶色に藍がかった藍媚茶あいこびちゃと同色としていますが、この二つの色はだいぶ違う色同士です。

璃寛は、文化・文政・天保(1804~1843)の頃に、京都と大阪で活躍した歌舞伎役者で、同時代に人気だった三代目中村歌右衛門と並び称されるような人気役者でした。
璃寛茶りかんちゃは、三代目中村歌右衛門が好んだ芝翫茶しかんちゃという色と共に文化・文政から天保頃まで京都と大坂で流行しました。

その人気のため色名以外にも、璃寛が着用した衣装の柄にも名前がつきました。
璃寛縞といい黒と数種類の茶色からなる、大胆な縞柄模様と渋い配色が特徴的です。
「染模様妹背門松」という狂言の中で、璃寛が演じた「お染久松」が締めていた帯は「お染帯」と呼ばれ広く知られるようになりました。