雌黄(しおう)

雌黄(しおう) 黄色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 雌黄(しおう)
別名 雄黄(ゆうおう)、藤黄(とうおう)
系統 黄色系統

雌黄の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #FFCC4E
RGB R:255 G:204 B:78
CMYK C:0% M:20% Y:80% K:0%

雌黄について

雌黄は天然の黄色顔料である石黄の色

雌黄しおうとは、少し赤みがかった明るい黄色きいろのことです。
古代から存在する天然の黄色顔料に石黄せきおう(オーピメント、Orpiment)というヒ素と硫黄の化合物がありますが、これを日本では雌黄しおうと呼んでいました。
石黄せきおうと共にとれる鉱物に橙がかった鶏冠石という鉱物がありますが、この鉱物の色が雄黄ゆうおうになります。
石黄せきおうと鶏冠石は温泉地や火山帯の噴気孔や熱水脈などが産地で、ヒ素を含むため毒性があるため素手で触れることは避けたほうが良いでしょう。

雌黄しおう雄黄ゆうおうは混同されがちですが、雌黄しおうが明るい黄色、雄黄ゆうおうが明るい橙色だいだいいろになります。
また雌黄しおうは植物性黄色顔料である藤黄とうおうと混同されてきた歴史があり、雌黄しおうは中々ややこしい生い立ちを持つ色名でもあります。

中国には「口中の雌黄」という表現があるのですが、これは文章を黄色い紙に書き、修正液として紙と同色の雌黄しおうを塗って誤字を消したからだそうです。
毒性のある雌黄しおうを本当に口に含んでいたとは思えませんが、歴代の皇帝は毒性のある辰砂しんしゃを不老長寿の仙薬としていたこともあり、実はよくあることだったのかもしれません。