漆黒(しっこく)

漆黒(しっこく) 黒色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 漆黒(しっこく)
別名 特になし
系統 黒色系統

漆黒の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #000000
RGB R:0 G:0 B:0
CMYK C:45% M:45% Y:45% K:100%

漆黒について

漆黒は漆塗りの黒

漆黒しっこくとは、純粋な黒色くろいろのことです。
漆のような黒が略されて漆黒しっこく、光を全く感じさせない暗闇のような黒です。
表面が滑らかで光沢のある黒色が最も黒く感じられますが、その代表が漆塗りの黒です。

漆に色をつける時は、精製した漆に朱などの顔料を混ぜて色を出しますが、黒色だけは精製する時に鉄分を混ぜ、鉄の酸化作用により漆自身が黒く変化します。
そのためか、漆の黒色は他の黒色と違って、漆だけしか出せない、他にはない黒色になります。
海外でも同じ認識らしく、漆の黒は「black」ではなく「japan」というそうです。

漆黒は中世の美意識から生まれた色

中世の武者は太刀の柄や鞘に黒漆を日常的に使っていたらしく、黒漆塗の拵は、武士の普段使いとして絵巻にも多く描かれています。
中世末の漆工芸には、蝋色(ろいろ)漆を塗って木炭で研ぎ出し、油と角紛をつけて磨いた「蝋色ろいろ(呂色)ろいろ」もあり、黒漆による黒は中世の代表的な美意識といえます。