鶸色(ひわいろ)

鶸色(ひわいろ) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 鶸色(ひわいろ)
別名 特になし
系統 緑色系統

鶸色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #DEDC36
RGB R:222 G:220 B:54
CMYK C:11% M:0% Y:90% K:5%

鶸色について

鶸色は鶸の羽のような色

鶸色ひわいろとは、黄色が強めの明るい黄緑色のことです。
スズメに似た小鳥の鶸の羽のような鮮やかな黄緑色を指します。
鶸色ひわいろは鎌倉時代から見られ、初登場は「布衣記(ほいき)」に、狩衣の色として「ひは」と書かれていました。
狩衣は公家が狩りの時に着る衣服のことで、麻布で作られていました。
狩衣のうち無模様・裏地なしの質素なものを布衣とよばれました。
1603年イエズス会宣教師らが編纂した日本語辞典である「日葡辞書」では、「黄色或る色」との記述があります。

江戸時代には鶸色を元にしたバリエーションが生まれました

江戸時代に鶸色ひわいろを元に、緑が強い鶸萌黄ひわもえぎ、茶色がかった鶸茶ひわちゃが新たに作られました。
寛政9年(1797)に刊行された「染物秘伝」には、鶸色ひわいろの染法は「下を黄檗に而染め其上を浅黄に染べし」と書かれています。
室町から江戸時代にかけて流行した染物「辻が花」にも鶸色ひわいろが用いられています。

鶸はスズメ目アトリ科の小鳥です。
大きさは雀を一回り小さくしたくらいで、冬になるとユーラシア大陸から日本に渡ってきます。
村落周辺の林に群れをなして棲み、木の実や草の種子を食べ、冬の季節を感じさせる小鳥として親しまれていました。
世界に約百二十種、日本には約十種が生息しています。
枕草子には、「鳥は、異どころのものなれど、鸚鵡、いとあはれなり。人のいふらむ言をまねぶらむよ。郭公。水鶏。鴫。都鳥。鶸。ひたき。」とあり、平安時代から身近な鳥だったようです。