色名・別名・系統
| 色名(かな) | 萌葱色(もえぎいろ) |
| 別名 | 萌木色(もえぎいろ) |
| 系統 | 緑色系統 |
萌葱色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #327462 |
| RGB | R:50 G:116 B:98 |
| CMYK | C:0% M:75% Y:100% K:35% |
萌葱色について
萌葱色は葱のような濃い緑
萌葱色とは、少しくすんだ濃い緑色のことです。
葱のような深みのある緑色で、平安時代から見られる色です。
萌黄色と発音が全く同じなので、現代までずっと混同されていますが、萌「葱」色は濃い緑、萌「黄」色は明るい黄緑になります。
平安以降武士の時代になると、甲冑の小札(こざね)と呼ばれる小さな板を連結するために使われた組紐である縅毛(おどしげ)を染め色として使われるなどしたそうです。
東京国立博物館蔵にある「逆沢潟縅鎧 雛形 模造」は、平安初期のものとされ、萌葱色と萌葱色の両方の色が使われています。
江戸末期になっても、薩摩藩主・島津斉彬が着用したとされる甲冑「白糸裾萌葱紺威鎧(しろいとすそもえぎこんおどしよろい)」があります。
萌葱色は武士の装束の一つ「直垂(ひたたれ)」にも使われ、「紅、紫、萌葱」は将軍家の色とされ、将軍と限られた大名のみが使える色とされたそうです。
萌葱色は江戸時代の定番色
萌葱色は武士だけが使える色という訳では無く、江戸時代の庶民の間では実務的な色として木綿染に使われたそうです。
宝永年間(1704~1711)には蚊帳の地色として流行し、他には唐草模様の風呂敷、獅子舞の被り布にも使われました。
歌舞伎の定式幕にも萌葱色が使われており、左から黒色、柿色、萌葱色は森田座の配色で、現在の歌舞伎座はこの配色になっており、黒色、萌葱色、柿色は市村座の配色で、現在の国立劇場はこの配色です。
