御納戸茶(おなんどちゃ)

御納戸茶(おなんどちゃ) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 御納戸茶(おなんどちゃ)
別名 納戸茶(なんどちゃ)
系統 緑色系統

御納戸茶の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #527068
RGB R:82 G:112 B:104
CMYK C:35% M:0% Y:26% K:60%

御納戸茶について

御納戸茶は何年も納戸に放置した布から着想を得た色

御納戸茶おなんどちゃとは、くすんだ青みの緑色のことです。
御納戸色おなんどいろに茶色を足したような印象の色です。
御納戸茶おなんどちゃには、長年しまっておいた布が変色して良い色合いになったので、江戸の渋好みの流れに乗って販売したら売れた、という棚からぼたもち的なエピソードを持つ色名です。

江戸時代後期の文人である田宮仲宣(たみや なかのぶ)によって著され、天保4年(1833)に出版された考証随筆「愚雑爼(ぐざっそ)」によると「御納戸茶は、売れ残った布を長年納戸に入れて、退色した絹だ。これを御納戸茶おなんどちゃと命名したら流行した。茶は染め損じの布の色を命名して、販売した。」とあります。
この売れ残った布の元の色は藍海松茶あいみるちゃと言われています。
御納戸茶おなんどちゃ藍海松茶あいみるちゃは両方とも茶色とは程遠い色ですが、江戸時代には渋い色を〇〇茶と名付けるのが流行りでした。