色名・別名・系統
| 色名(かな) | 鶯色(うぐいすいろ) |
| 別名 | 鶯染(うぐいすぞめ |
| 系統 | 緑色系統 |
鶯色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #748122 |
| RGB | R:116 G:129 B:34 |
| CMYK | C:23% M:0% Y:90% K:50% |
鶯色について
鶯色は鶯の羽根を思わせる緑が強めの暗い黄緑色
鶯色
とは、少しくすんだ暗い黄緑のことです。
鶯の羽根のような緑が強めの暗い黄緑色を指します。
鶯色が生まれた時期については不明ですが、鳥に由来する色が付けられるのは中世以降のことなので、鎌倉時代から室町時代のどこかでしょう。
江戸時代には鶯色は染められるようになりましたが、茶系統の色が全盛だったこともあり、鶯色を茶色がからせた「鶯茶」のほうが鶯色よりも人気がありました。
江戸時代に「鶯」といえば、鶯茶のことを指しました。
元禄期には既に唄われていた浄瑠璃土佐節の「染色盡」には、「咲くや花色花に鳴く、鶯染の声あげて…」とあり、同じく元禄五年(1692)に編纂された女性用の教訓書「女重寳記」の「萬染色之名」には鶯染の記述はなく、鶯茶の名が書かれています。
鶯色は実はメジロの羽の色
鶯色は暗い黄緑色ですが、実際の鶯の羽色とは似つかない色です。
本当の鶯の色はもっと茶色や灰色に近い緑という色です。
鶯の色で思い出すのが、花札の「梅に鶯」という札です。
鶯は万葉集にも登場する日本に古来からいる鳥で、平安前期に編纂された「古今和歌集」から、「梅に鶯」という俳句や和歌で使われる定型が生まれました。
この札に描かれた鳥の羽色は割と明るめの黄緑色で、それが梅の花色と合っているのですが、梅の花が咲く頃に梅の木にとまるのは、メジロという鳥で色もメジロの羽色です。
人前に出てくるのはメジロで、ウグイスは臆病で人前にはめったに出てきません。
「梅に鶯」に梅とメジロが書かれているのは、ウグイスとメジロを誤認したために、鶯色も間違って定着したのではないでしょうか。
