桃色(ももいろ)

桃色(ももいろ) 桃色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 桃色(ももいろ)
別名 桃花色(ももいろ)
系統 桃色系統

桃色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #F7ACBB
RGB R:247 G:172 B:187
CMYK C:0% M:40% Y:10% K:0%

桃色について

桃色は桃の花のような色

桃色ももいろとは、明るめのピンク色のことです。
桃の花のような淡い紅色べにいろとも言えます。
「桃色」という色名が見られるのは室町時代からとされています。

飛鳥時代には桃染ももそめという色がありますが、これは梅で染めた黄褐色と考えられており、紅で染めた淡く美しい色である桃色ももいろとは別物です。
平安時代の襲の色目に、桃という「表:淡紅、裏:萌黄」と定められた色目がありますが、単色で使われたことはないようです。

桃色が一般的になったのは江戸時代から

桃色ももいろが流行したのは平安時代ではなく、江戸時代になってからで、十七世紀後半の延宝から天和にかけてです。
桃色ももいろは女性の着物の裏地類に多く使われるようになったそうです。
江戸初期から前期の間は派手な色が流行ったのですが、江戸中期になると中間色が粋とされ、桃色ももいろ以外に藤色ふじいろ水色みずいろ花色はないろ瑠璃紺るりこん鶯茶うぐいすちゃなどが登場し流行しました。

桃色は古くから身近にある神聖な食べ物でした

桃は縄文時代の遺跡から桃の種が発見されており、相当古い時代から食用にされていた果物です。
平安時代から鎌倉時代には菓子として珍重されていましたが、スモモほどの大きさだったらしく、現在のように大きさと甘さの果物になるのは明治以降の話だそうです。
古代中国において、桃は邪気を払うとされており、日本でも同様に考えられました。
「古事記」(712)には、オオカムズムという桃の神様が登場するほか、黄泉の国から逃げ帰る際に、桃の実をぶつけて難を逃れる場面が描かれています。
おとぎ話の「桃太郎」も桃から生まれた桃太郎が鬼を退治する民話であり、桃が魔を払うという考えが根底にあります。

3月3日の桃の節句は、桃の加護により女児が健やかに育つよう祈る行事です。
桃の花に祈りを捧げると共に、女児が授かり無事に生まれることも祈願します。
桃の中心の空間は、竹の節の空間と同様に、神の居場所と考えられていたそうです。