東雲色(しののめいろ)

東雲色(しののめいろ) 桃色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 東雲色(しののめいろ)
別名 特になし
系統 桃色系統

東雲色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #F8ABA2
RGB R:248 G:171 B:162
CMYK C:0% M:40% Y:28% K:0%

東雲色について

東雲色は夜明け前に太陽に照らされた雲の色

東雲色しののめいろとは、黄色がかった桃色ももいろ(ピンク色)のことです。
東雲とは太陽が昇り始める前に、黒から青になりつつある空にかかる雲が太陽に照らされて、橙色やピンク色になっている光景のことです。
夜明け前を指す言葉には東雲以外に暁と曙がありますが、暁・東雲・曙の順で夜が明けていきます。
海外にも18世紀に女神の名オーロラ(aurora)とか曙のドーン(dawn)という似た色が存在します。こちらも明るい黄赤から夜明けを連想する色名となっています。

東雲色は網戸から差し込む光の色

東雲色しののめいろの由来は、江戸時代には網戸の網目は篠笹で作られていたので「篠の目」と呼ばれており、その「篠の目」から暗い室内に陽の光が差し込んできた様子から東雲色しののめいろという色が生まれました。
篠笹の「しの」は幹の部分で、小竹とか細竹とも呼ばれます。葉は「ささ」です。すだれ、網戸、垣根などに使われます。
東雲色しののめいろは江戸中期に生まれた色で、江戸前期に流行した曙色あけぼのいろ東雲色しののめいろとして再度流行することになったからだそうです。

曙色あけぼのいろのもととなった曙染は、裾の部分を少し白く残し、それより上を紅や紫、藍などでぼかしながら染めていき、それが夜明けの空のように見える染め方です。江戸時代・寛文年間頃に京都の氏子新右衛門が始めたと言われています。
また東雲色しののめいろ鴇色ときいろとも比較され、大田南畝という文人が『手鏡模様節用』上巻で鴇色ときいろ東雲色しののめいろは近いとしていますが、この2色はかなり違っています。