藤鼠(ふじねず)

藤鼠(ふじねず) 紫色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 藤鼠(ふじねず)
別名 藤鼠(ふじねずみ)、新駒色(しんこまいろ)
系統 紫色系統

藤鼠の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #85879B
RGB R:133 G:135 B:155
CMYK C:20% M:18% Y:0% K:40%

藤鼠について

藤鼠は江戸から明治大正にかけて女性に愛された色

藤鼠ふじねずとは、灰がかった紫色のことです。
薄い紫の藤色ふじいろ鼠色ねずみいろを掛け合わせたような、くすんだ藤色になります。

藤鼠ふじねずは江戸中期頃の記録に色名が見られた色で、婦人の和服の地色として好まれました。
そこから江戸後期、そして明治大正になっても、半衿や着物の色として使われた色です。

明治時代の服飾雑誌である「都の華」には、明治27年頃に「新駒色」と呼ばれて流行したとあり、花柳界から一般の人々まで広く愛されました。
当時女形の衣装の色に使われ人気となったのですが、「新駒色」という色名はその役者の屋号である新駒屋にちなんでいます。
江戸時代にも人気(歌舞伎)役者にちなんだ「路考茶ろこうちゃ」などの色名がありました。

染色法は江戸後期(嘉永6年・1853)に著された「染物早指南」「蘇芳水等分、唐藍少々、鉄漿ポッチリ、もも皮少々、石灰水へ入る」と記されています。