鳩羽色(はとばいろ)

鳩羽色(はとばいろ) 紫色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 鳩羽色(はとばいろ)
別名 雉鳩色(きじばといろ)
系統 紫色系統

鳩羽色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #977D92
RGB R:151 G:125 B:146
CMYK C:8% M:30% Y:0% K:40%

鳩羽色について

鳩羽色は年配の女性を美しく見せる色

鳩羽色はとばいろとは、灰色がかった赤紫色のことです。
山鳩色やまばといろ鳩染はとぞめといった鳩の名がつく色は古代からありますが、この色は江戸後期に生まれました。
江戸後期の地味な色が「いき」とされ流行した時に生まれました。
明治から大正にかけて藤色ふじいろとともに、和服に使われる色として流行しました。
鳩羽鼠はとばねずと同じとする説もあるそうですが、鳩羽鼠はとばねずのほうがより灰色がかった色です。

明治21年に立場の異なる六人の女性たちが描かれた「今様柳語誌(いまようやなぎごし)」という浮世絵に、商家のおかみさんが着る色として鳩羽色はとばいろが紹介されています。
若い人は紅や桃色、年齢が上がると水色みずいろ藤色ふじいろ鳩羽色はとばいろなどになる、と紹介されています。
年配の女性を美しく見せる色とされていたようです。
大正15年に発行された「色彩常識」には、大正七年の流行色として、鳩羽色はとばいろが紹介されています。
鳩羽色はとばいろは今では忘れられた色ですが、江戸から大正時代までは一般的に知られた色だったようです。