白雨(はくう)

白雨(はくう) 海・水・雨・雪の色言葉一覧

白雨について

白雨とは明るい空から降る雨や水しぶきが白く見える夕立の事

白雨とは、雲が薄く明るい空から降る雨や、突然振り出しすぐ止むにわか雨のことを指します。
雨脚が強く地面から跳ね上がるしぶきが白く見えるほど激しい雨に由来する言葉です。
こういう急に強く降るにわか雨は夏に多く、時間帯も午後の遅い夕立であるため、俳句では白雨のことを「ゆうだち」と読ませたりします。

「白雨の候」という時候の挨拶がありますが、これは夏の終わり頃に使うものだそうです。
夏と言っても暦は旧暦のことなので、白雨は主に七月半ば頃から七月終わり頃の雨だったそうです。
現在の感覚で夏の終わりとは、八月末あたりになるので、現代人には使用時期が分かりにくい言葉かと思います。

似た意味の言葉に「銀竹」があり、こちらも激しい雨のことです。
中国唐代の詩人・李白の五言古詩の「宿蝦湖(しゅくかこ)」には、「白雨映寒山 森々似銀竹」という詩があります。
辺りが白くかすむほど強い雨(白雨)が寂しげな山(寒山)を覆い、密集して立ち並ぶ(森森)銀色の竹のようだ」という意味です。