色名・別名・系統
| 色名(かな) | 青白橡(あおしろつるばみ) |
| 別名 | 青白橡(あおしろのつるばみ)、青白橡(あおしらつるばみ)、青色(あおいろ) |
| 系統 | 緑色系統 |
青白橡の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #4E4F00 |
| RGB | R:78 G:79 B:0 |
| CMYK | C:10% M:0% Y:100% K:80% |
青白橡について
青白橡は天皇のケ(日常)の色で禁色
青白橡とは、黄みがかった暗い緑色のことです。
平安時代から天皇のケ(日常)の色として使われ、天皇しか使うことのできない禁色の一つでした。
青白橡は、「あおしろのつるばみ」「あおしらのつるばみ」、単に青色とよばれました。
それ以外に、山鳩色、麹塵と呼ばれていたそうです。
青白橡と麹塵は別色と思われますが、「西宮記」という宮中の年中行事について書いた書物の中に「麹塵与 青白橡 一物(同一のものの意味)」とあり、この二色が同じと見なされていました。
また青白橡は天皇の秘書官的役割を担っていた蔵人という人たちが着ていたという説もあります。
源氏物語には「六位のなかにも蔵人は青色しるく見えて」という記述がありますが、六位は蔵人のことで、青色は青白橡のことです。
これは天皇の日常着が蔵人に下賜されて、それを表した文章であったのかもしれません。
青白橡は染めるのが難しく、光の反射で色が変化します
延喜式には黄色の刈安草大九十六斤と、紫色を染める紫草六斤が使って染められたことが書かれています。
刈安を紫よりはるかに多く使うため、黄みがかった暗い緑色になりました。
黄色と紫という、ほぼ補色に近い色同士で染めています。
補色同士の混色は本来なら灰色になるため、青白橡を染めるのは大変難しいとされます。
青白橡は光の反射によって色が変化します
昼間の太陽光では鮮やかな黄緑色に見え、夕日やロウソク、かがり火や行灯の光の下では、オレンジ色・エンジ色に見えます。
青白橡は緑色なのに青と呼ばれるのは、この時代は緑色も青として認識されていたからです。
言語学者・柴田武氏の説では、古い日本語の赤と青の境界はオレンジと黄の中間あたりであり、その基準で考えれば緑は青に含まれます。
