色名・別名・系統
| 色名(かな) | 苔色(こけいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 緑色系統 |
苔色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #6A7F35 |
| RGB | R:106 G:127 B:53 |
| CMYK | C:30% M:0% Y:80% K:50% |
苔色について
苔色は日本人には馴染み深い色名
苔色とは、少しくすんだ黄緑色のことです。
苔のような落ち着いた黄緑色です。
平安時代の配色パターンを示した襲の色目に名があり、「表:濃萌黄 裏:濃萌黄」となっています。
苔は日本人には馴染み深いものですが、苔色はあまり単独で使われない色のようです。
江戸時代にも色見本帳などに名がなかったようで、萌黄色の中に含まれていたと考えられています。
明治以降には、モスグリーンの訳語として苔色があてられ、モスグリーンが人気の色になるにつれ、苔色も認知されていきます。
昭和二十年代には、モスグリーンが流行色となりました。
苔は日本文化に深く根付いています
日本は雨が多く振るせいか、苔は1700種ほど存在し、自然に生えているものだけでなく、観賞用として日本庭園や盆栽などに栽培されることも多い植物です。
苔が見事な観光地として有名なのは、京都の西芳寺(苔寺)など庭園や、青森の奥入瀬渓流、屋久島の白谷雲水峡、長野の白駒の池などです。
苔は「苔むす」という表現で和歌などに登場することが多く、万葉の時代から使われており、悠久の時の流れを形容する言葉として日本文化の一つになっています。
ちなみに、平安文学に「苔衣(こけごろも)」の言葉が見られますが、これは苔を衣に見立てた僧侶や隠者の粗末な衣服を差しており、苔色の衣を表しているわけではありません。
