黒鳶色(くろとびいろ)

黒鳶色(くろとびいろ) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 黒鳶色(くろとびいろ)
別名 特になし
系統 茶色系統

黒鳶色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #552208
RGB R:85 G:34 B:8
CMYK C:0% M:63% Y:70% K:80%

黒鳶色について

黒鳶色は江戸時代の男性に好まれた色

黒鳶色くろとびいろとは、鳶色とびいろよりも一層暗く、赤みを帯びた深く濃い茶色ちゃいろのことです。
江戸中期、天明年間に書かれた「反古染」という随筆によると、黒鳶色くろとびいろは、享保の頃は小袖の色として流行し、安永の頃には「黒の紗綾形(さやがた)模様の帯としても流行したそうです。
紗綾形(さやがた)は吉祥文様の一種で、不断長久(繁栄や長寿が続くこと)を意味する縁起の良い模様のことです。

黒鳶色くろとびいろは江戸前期の頃より、鳶色とびいろ江戸茶えどちゃ憲法色けんぽういろとともに流行した色で、黒色くろいろ茶色ちゃいろは遊里で着ていくとして愛好されました。

江戸時代を通じて、黒色くろいろ茶色ちゃいろは人気がありましたが、江戸後期には、男性の黒仕立(黒ずくめの装)に黒鳶色くろとびいろは取り入れられていました。
黒羽二重(くろはふたえ)に中着は黒入りの変わり八丈、襦袢は紅、襟に黒七子(黒に染めた斜子織(ななこおり))を用い、黒鳶色くろとびいろの羽織を着るという着付けが流行したそうです。