織部(おりべ)

織部(おりべ) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 織部(おりべ)
別名 特になし
系統 緑色系統

織部の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #0E511E
RGB R:14 G:81 B:30
CMYK C:68% M:0% Y:90% K:70%

織部について

織部は戦国大名の古田織部にちなんだ色

織部おりべとは暗い緑色のことです。
「織部」とは、戦国大名であり茶人である古田織部が指導して焼かせた織部焼を意味します。
織部焼は黒織部、鳴海織部など11種類ありますが、最も有名なのが緑釉を用いた青織部で、色名の織部おりべはこの暗緑色を指します。

古田織部は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武将ですが、茶道に傾倒し千利休の弟子となり、利休七哲と呼ばれるほどの茶人となります。
千利休死後、後継者として茶の湯を大成させ、彼の好みで作られた茶器・会席具製作・建築・作庭などは「織部好み」と呼ばれ、戦国武将や商人の間で流行しました。
古田織部が故郷近くの美濃の陶工に作らせた美濃焼の一種が織部焼です。
他の茶器が抽象的で端正な形をしているのに対し、歪んだ形であったり、市松模様や幾何学模様の絵付け、扇の形をした食器など何かを象徴したようなものが多いのが特徴です。
大胆で奇想天外な作品を作る古田織部は「へうげもの(ひょうげもの)」と称され、織部焼は豪放な桃山文化を象徴する焼き物といえます。

江戸時代には戦国時代の茶人の名を冠した色が生まれました

江戸時代には、古田織部の師匠である千利休に由来する「利休色りきゅういろ」という色名が生まれます。
古田織部の弟子である小堀遠州に由来する「遠州茶えんしゅうちゃ」も江戸時代に誕生しています。
江戸時代には茶道が流行したためか、茶人にまつわる色名がいくつか生まれました。