色名・別名・系統
| 色名(かな) | 路考茶(ろこうちゃ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 茶色系統 |
路考茶の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #80640E |
| RGB | R:128 G:100 B:14 |
| CMYK | C:0% M:23% Y:90% K:60% |
路考茶について
路考茶は二代目瀬川菊之丞の衣装の色
路考茶とは、黄色がかった茶色のことです。
江戸時代の人気歌舞伎役者・二代目瀬川菊之丞に由来する色名で、彼の俳号(異名)が「路考」だったことに由来します。
出身地が「王子」で俳名の「路考」のため、通称は「王子路考」といいました。
明和三年(1766)に中村屋で八百屋お七の下女お杉に扮した時の茶染めの衣装が評判になり、その色が路考茶の名で呼ばれるようになりました。
特に絶大な女性人気が誇り、江戸中の女性がこぞって真似をしたと言われます。
二代目瀬川菊之丞は、その芸と美貌によって当時最高の女形と評されました。
路考茶は江戸時代に何度も流行するほど人気の色でした
当時の江戸で一番の歌舞伎役者であり、彼の名がついた路考髷、路考帯、路考櫛など、彼の名の付いたものが庶民の間で流行するほどでした。
路考茶は最も知られた役者色で、三代目から五代目までの菊之丞もいずれも女形として活躍し、三人とも「路考茶」を踏襲したので、この色は江戸時代を通じて繰り返し流行するほどの人気があり、その人気は明治になっても続いたそうです。
明和三年(1766年、第10代将軍・徳川家治の時代)の川柳の中に「うぐいすというて路考は染めにやり」というものがあり、この頃の路考茶は鶯色に近い渋い茶色だったと思われます。
