緑青(ろくしょう)

緑青(ろくしょう) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 緑青(ろくしょう)
別名 特になし
系統 緑色系統

緑青の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #54AA91
RGB R:84 G:170 B:145
CMYK C:60% M:0% Y:45% K:15%

緑青について

緑青は酸化銅の色

緑青ろくしょうとは、青みがかった明るい緑色のことです。
銅が酸化することで生じる錆を緑青ろくしょうといい、その色は青みの緑です。
岩緑青いわろくしょうともよばれ、塩基性炭酸銅からなる最古の緑色顔料です。
奈良にかかる枕詞といえば「あをによし」ですが、あをに(青丹)は岩緑青いわろくしょうの古名のことです。

緑青ろくしょうと成分が同じである鉱石を孔雀石といい、緑青ろくしょうは孔雀石の色ともいわれます。
孔雀石は飛鳥時代に中国から伝わったとされ、寺院や仏画、仏像に使われた、代表的な緑系の顔料です。
平安初期に編纂された勅撰史書である「続日本紀」には、金青(こんじょう、紺青こんじょうの古名)とともに献上されたと書かれています。
孔雀石は日本ではあまり産出せず、秋田の荒川鉱山に小規模な鉱脈があったとされます。

緑青は極彩色の一つ

緑青ろくしょうは仏教世界を彩る重要な色でした。
6世紀に仏教が伝来すると共に、伽藍(寺院)を彩る極彩色の配色方法も伝えられました。
金及び「紺丹緑紫(こんたんりょくし)」の5色を使います。
紺は岩群青、丹は朱色しゅいろ、緑は岩緑青いわろくしょう、紫は臙脂色えんじいろになります。
「紺と丹」、「緑と紫」の補色となる配色を用い、繧繝(グラデーション)彩色で施すのが基本となります。
四天王寺、法隆寺、東大寺、唐招提寺など、この時代の伽藍には、紺丹・緑紫を対比的に使いながら、金、白、黒などをアクセントに使用した色使いとなっています。

緑青ろくしょうは日本画に使われる緑系の顔料としては代表的なものです。
孔雀石を砕いて作られるのですが、細かく砕きすぎると白い粒子となります。
こちらは白緑といい、緑青ろくしょう白緑びゃくろくは古くから使われた絵具として知られています。