瑠璃色(るりいろ)

瑠璃色(るりいろ) 青色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 瑠璃色(るりいろ)
別名 琉璃色(るりいろ)
系統 青色系統

瑠璃色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #00529C
RGB R:0 G:82 B:156
CMYK C:100% M:70% Y:0% K:10%

瑠璃色について

瑠璃色は最上の青を表す色

瑠璃色るりいろとは、少し紫がかった濃い青色のことです。
「瑠璃」とはラピスラズリと呼ばれる宝石のことで、瑠璃色るりいろはその深い青を指します。
最上の青に対する美称であり、キリスト教と仏教では至上の色として神聖視されています。
ラピスラズリは仏教の七宝、七珍に含まれ、仏教世界の中心にそびえる須弥山に産する宝石とされます。
七宝は仏典「無量寿経」では「金・銀・瑠璃・玻瓈・硨磲・赤珠・碼碯」」とされ、美しく貴重であり富の象徴とされます。

ラピスラズリは西方アジアで産出され、中国を経て日本に伝わりました。
ラピスラズリが日本に来た時期は七世紀頃とされ、高松塚古墳の壁画にどうやら瑠璃の顔料が使われていたとされます。
正倉院宝物には瑠璃坏(るりのつき、または紺瑠璃坏)というアルカリ石灰ガラスのコップがあります。
この瑠璃色るりいろはコバルトによるものだそうです。
陶器にも使われており、瑠璃釉というものがあります。
これは天然の呉須(酸化コバルト)を長石釉に加えて発色させるもので、中国元代の景徳鎮で焼かれ、日本では有田や伊万里が受け継いでいます。

青いガラスも瑠璃と呼ばれるようになります

平安時代になると、瑠璃は青色系ガラスのことも指すようになります。
この時代、染色やガラス器などの色名としてよく用いられるようになり、正倉院には治安元年(1021)、平致経が東大寺に施入した瑠璃壺という唾壺(たんつぼ)が納められています。
日本最古の物語とされる「竹取物語」にも瑠璃色るりいろが登場します。
「金、銀、瑠璃色の水、山より流れいでたり」という一文があり、瑠璃色るりいろは金銀のような貴いものとして扱われていたようです。
襲の色目にも名があり、瑠璃色るりいろ「表:空色 裏:空色」とされ、四季通用です。

紺瑠璃という瑠璃色のバリエーションが登場

「宇津保物語」「源氏物語」には紺瑠璃という名前が登場するようになり、唐衣、瓶子、紙などに使われています。
紺瑠璃はラピスラズリを思わせる紫みの紺色です。
紺瑠璃は近世には瑠璃紺るりこんとよばれるようになり、江戸中期には小袖の色に使われ流行したそうです。