色名・別名・系統
| 色名(かな) | 左伊多津万色(さいたづまいろ) |
| 別名 | 特になし |
| 系統 | 緑色系統 |
左伊多津万色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #317E38 |
| RGB | R:49 G:126 B:56 |
| CMYK | C:68% M:0% Y:90% K:40% |
左伊多津万色について
左伊多津万色はイタドリの葉色に由来する色
左伊多津万色とは、少し黄みがかった暗めの緑色のことです。
サイタマヅとはタデ科の多年草のイタドリの古名のことで、イタドリの葉色に由来する色です。
左伊多津万という名は、平安時代の「後拾遺和歌集」にある摂政や太政大臣を歴任した藤原義孝の歌に初めて登場しました。
「野辺みれば 弥生の月の 果つるまで まだうら若き さいたづまかな」という歌で、一見すると「咲いた妻」と思われますが、この歌は春の野辺を舞台にした歌ということもあり、「さいたづま」は春の野辺に生えている植物のどれかということになります。
そこで考えられるのが、ちょうど旧暦の4月である弥生に赤みがかった新芽を伸ばす「虎杖」です。
イタドリが開花するのは夏であり、新芽を伸ばし始めた姿を「うら若き さいたづまかな」と表現したものと思われます。
イタドリは古来より日本人に身近な野草
イタドリは古来より日本人に身近な野草で、「万葉集」には「壱師(いちし)」という名で登場します。
新芽や若い茎はやわらかく生でも食べられ食用になり、「スカンポ」ともよばれます。
根は利尿作用があり健胃剤になり、乾かしたものは便秘などに効く「虎杖根」という漢方薬になります。
イタドリの葉は煙草の代用になり、日本では第二次世界大戦中、乾燥させたイタドリの葉を煙草に混ぜて利用しました。
インドや東南アジアでは、イタドリの葉を巻いたものを葉巻の代用とするそうです。
