胆礬色(たんばいろ)

胆礬色(たんばいろ) 緑色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 胆礬色(たんばいろ)
別名 胆礬色(たんばんいろ)、胆礬色(たんぱいろ)
系統 緑色系統

胆礬色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #007B76
RGB R:0 G:123 B:118
CMYK C:90% M:0% Y:40% K:40%

胆礬色について

胆礬色は胆礬という鉱物の色

胆礬色たんばいろとは、青がかった暗い緑色のことです。
「胆礬(たんばん)」とは硫酸銅を主成分とする硫酸塩鉱物と呼ばれる鉱物の古名で、鮮やかな青緑の結晶が顔料として使われていました。
「たんばんいろ」の変化した色名とされ、「たんぱいろ」とも言われます。
歌舞伎や浄瑠璃などでは、恐怖で青くなった顔色のことを胆礬色たんばいろと表現しました。
明和7年(1770年)に初演の浄瑠璃「神霊矢口渡」には「小山のごとく波立って、舟をゆり居ゆりおろせば、広言吐きし竹沢も、五躰わなわな胆礬色(たんぱいろ)」という下りがあります。

胆礬は銅鉱山の天井につららのようにぶら下がっていたり、壁の中に霜柱のような結晶として見られます。
日本では青銅の使用が増えた奈良時代に銅鉱山開発が進んだことから、この時代には知られていた鉱物と思われます。
胆礬は陶芸でも使われ、岐阜の美濃焼にて、黄瀬戸(きぜと)という手法において、胆礬の緑が表裏に発色しているものを「抜け胆礬」と呼び、特に珍重したそうです。