色名・別名・系統
| 色名(かな) |
海老茶(えびちゃ) |
| 別名 |
葡萄茶(えびちゃ)、蝦茶(えびちゃ) |
| 系統 |
赤色系統 |
海老茶の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) |
#7B271E |
| RGB |
R:123 G:39 B:30 |
| CMYK |
C:0% M:80% Y:70% K:60% |
海老茶について
海老茶は明治時代の女学生の袴の色
海老茶とは、赤みがかった濃い茶色のことです。
伊勢海老の殻の色である海老色を茶色がからせたような色を指します。
江戸時代に生まれた色ですが、明治時代の女学生の袴の色として有名です。
鎌倉時代以降、宮中の女官や巫女以外に女性が袴をつけることはほとんどありませんでしたが、明治18年に学習院女子部の前身である華族女学校校長・下田歌子が制服として海老茶の女袴を創案すると、あっという間に全国の女学校に広がりました。
この女袴は宮中における袿袴の切袴を参考にしており、色は宮中袴では16歳未満の色とされる「濃色(こきいろ)」に似せた色として海老茶が使われたと思われます。
多くの女学校が海老茶の女袴を採用したため、女学生のことを紫式部になぞらえて「海老茶式部」とよんだそうです。
矢絣(やがすり)の着物と海老茶の袴、髪には大きなリボンをつける装いは、ハイカラさんスタイルとよばれ流行しました。
なお、紫式部の時代の「エビ」は山葡萄 エビカズラの「葡萄」です。
江戸時代に海老茶が生まれ、葡萄色と混同されたため、両者は区別されるようになりました。