色名・別名・系統
| 色名(かな) | 深緋(こきあけ) |
| 別名 | 深緋(こきひ)、深緋(ふかきひ)、深緋(ふかひ)、深緋(ふかきあけ)、黒緋(くろあけ) |
| 系統 | 赤色系統 |
深緋の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #680622 |
| RGB | R:104 G:6 B:34 |
| CMYK | C:0% M:90% Y:45% K:70% |
深緋について
深緋は高貴な人物が着る色
深緋とは、紫がかった暗い赤色のことです。
深緋は奈良時代から使われていた色で、身分の高いものだけが着ることができる高貴な色とされました。
深緋と対になる色として浅緋という色があり、こちらも同じく限られた人向けの色でした。
701年の大宝律令、735年の養老令では紫に次いで高貴な色と定められています。
深緋は高位の男性だけでなく、4位の命婦(みょうぶ)、つまり女官の礼服の色としても定められてもいました。
平安時代になり820年の弘仁格式でも深緋は紫に次ぐ高位の色でしたが、徐々に深緋と浅緋の区別はなくなっていきます。
平安後期には深緋は使われなくなり、浅緋だけが黒(黒に近い紫)に次ぐ色となり、深緋という色名は使われなくなっていきます。
その他の使用例として、延喜式には深緋は正月の齋会(さいえ)における 読師(経文を読み上げる僧)の七条袈裟の色として使われていたとあります。
深緋は茜草と紫草で染められた
赤色染料である茜草に、紫色染料の紫草を上染するため紫みのある赤色になります。染色にかなり手間がかかる上、色を濃く染めるためには染料が大量に必要になるため限られた人だけが着ることができる色です。
平安時代の格式を定めた延喜式には深緋の染料について「深緋綾一疋、〈綿紬・糸紬・東絁亦同、〉茜大卌斤、紫草卅斤」とあり、茜と紫草が使われていたことが分かります。
また茜草のみで染めた赤色は浅緋(緋色)といい、別の色です。
