色名・別名・系統
| 色名(かな) | 珊瑚色(さんごいろ) |
| 別名 | 珊瑚珠色(さんごしゅいろ)、珊瑚珠(さんごしゅ) |
| 系統 | 赤色系統 |
珊瑚色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #F5846F |
| RGB | R:245 G:132 B:111 |
| CMYK | C:0% M:60% Y:53% K:0% |
珊瑚色について
珊瑚色は紅珊瑚のような明るい黄赤色
珊瑚色とは、紅珊瑚のような明るい黄色混じりの赤色のことです。
珊瑚を砕いて作った顔料の色を特に指します。
顔料の製法は、唐代の中国から製法が伝わりました。
珊瑚の色は赤、桃、白など多彩ですが、現在珊瑚色とされているのはやや黄みがかった桃色のような色です。
珊瑚色に似ている色としては、桃色、鴇色、東雲色などがあるのですが、それらの色よりも黄みが強いのが特徴です。
珊瑚は古くから貴重な宝石だった
珊瑚は昔から貴重で、宝石として扱われてきました。仏教における7つの宝(七宝)にも含まれ、最高級の扱いを受けています。
七宝は、金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)のことで、瑠璃はラピスラズリ、玻璃は水晶、硨磲はシャコ貝とも白色系のサンゴとも言われます。
珊瑚は古くからかんざしや装飾品に使われていましたが、舶来品のため高価で江戸後期になるまでは一般に出回ることはありませんでした。
江戸時代後期に珊瑚が一般庶民にも手が届くような値段になると、、サンゴの装飾品が一般庶民にも出回るようになり、珊瑚は櫛(くし)、笄(こうがい)、簪(かんざし)、印籠(いんろう)などの装飾品につけられ大流行しました。
珊瑚の最初の流行は、1672年(寛永21年)に、喫煙の習慣が広まり、煙草入れの緒にサンゴ玉をつける習慣だそうです。
国内外での珊瑚の好みの違い
珊瑚にはオレンジよりの赤、ピンク、はっきりとした赤など多くの色のものがありますが、日本で人気があったのは「血赤」と呼ばれた深く艶やかな紅色の珊瑚(ベニサンゴ)でしたが、海外で人気があったのは日本で「ボケ珊瑚」と呼ばれるピンク色の珊瑚でした。ピンク珊瑚の最高級のものは天使の肌を意味する「エンジェルスキン」と呼ばれ、現在でも大変人気があります。
英語での珊瑚の色名には、コーラル、コーラルピンク、コーラルレッドがあります。
珊瑚は海底で生活するサンゴ虫の死骸が堆積したもので、日本では深い海の底にあり、江戸末期になるまで日本の珊瑚といえば水深の浅い場所にある地中海の珊瑚を輸入したものばかりでした。
日本で珊瑚漁が本格的になったのは明治以降のことで、明治10年には日本からイタリアへ輸入が開始されたそうです。
この頃海外では良質な珊瑚は枯渇しており、海外商人たちが当時の日本で不人気だったピンク色の珊瑚を買いに来たそうです。
ちなみにピンク色の珊瑚を「ボケ珊瑚」というのはイタリア商人たちが安く買うために「ピンク色は色がぼけていて品質よくない」という理由付けをしたためです。
