褐色(かっしょく)

褐色(かっしょく) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 褐色(かっしょく)
別名 特になし
系統 茶色系統

褐色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #5F1600
RGB R:95 G:22 B:0
CMYK C:0% M:81% Y:90% K:75%

褐色について

褐色は濃い茶色全般を指す色

褐色かっしょくとは、暗い濃い茶色のことです。
「褐」の字から衣偏の右側の「葛」に似た字は、葛の茎から取った繊維で作った衣服を表しています。
やがて樹皮を原料とする繊維の総称となり、最終的に最も普及するのが速く広く普及した麻から作った衣服や、靴下を指すようになりました。
これらの繊維はいずれも樹皮の表面にタンニンが豊富で茶系統の色ばかりだったため、暗く濃い茶色が褐色かっしょくと呼ばれるようになったそうです。

褐色は濃い藍色を指す時代があった

褐色かっしょくは今では濃い茶色を指しますが、平安時代辺りから江戸時代あたりまで「かちいろ」と呼ばれ濃い藍色のことでした。
鎌倉時代以降に書かれた「平家物語」などの軍記物では、「褐色」という言葉は「かちいろ」と呼ばれる濃い藍色あいいろを指しており、武具や鎧、甲冑の糸などに用いられました。
「かちいろ」という響きから縁起を担いで「勝色」ともよばれるようになり、戦勝祈願の意味も込めて武士たちに好まれました。

室町時代になると、貴族や大名など支配階級でお茶を飲んだり、茶染が行われるようになり、江戸時代に庶民にもお茶を飲む習慣が定着し、茶染が行われるようになり、茶色ちゃいろが生まれます。
茶染の濃い目の茶色のことを「茶」を冠した「茶褐色」と呼ぶようになります。
江戸時代には「かちいろ」は「かちんいろ」になり、褐色かっしょくは茶色を指すようになりました。