色名・別名・系統
| 色名(かな) | 萌黄色(もえぎいろ) |
| 別名 | 萌木色(もえぎいろ) |
| 系統 | 緑色系統 |
萌黄色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) | #7FB439 |
| RGB | R:127 G:180 B:57 |
| CMYK | C:50% M:0% Y:100% K:10% |
萌黄色について
萌黄色は早春の草木の色
萌黄色とは、鮮やかな黄緑色のことです。
黄緑系の色相を代表する色名で、この色と色名を見ただけで早春の草木の色を表していることが分かります。
萌木色とも書きますが、萌木は若葉が萌え出た春の樹木を直接的に表した言葉でもあります。
萌黄色は下地を藍で空色に染め、上から黄の染料の刈安を引き染めして染めます。
襲の色目に名があり、萌黄「表:萌黄 裏:萌黄」となっています。
また他の色目でも萌黄は新芽や葉を表現する色として多く使われています。
織色としては経が黄、緯が青(緑)となっています。
萌黄色は萌葱色とは違う色です
平安末期には「萌葱」とも言われるようになり、萌黄と萌葱が混同され現在まで続いていますが、萌黄色は黄緑色で、萌葱色は青緑色です。
江戸時代に定式幕に使われたり、唐草模様の風呂敷などに使われたのは萌「葱」色であり、萌「黄」色ではありません。
萌黄色は若さを表す色
萌黄色は平安時代から使われだした色名で、萌黄は若さを表す色であり、若者の象徴としてよく使われました。
「平家物語」では17歳の平敦盛や20歳の那須与一が萌黄の鎧を着ることで、彼らが若者であることを表現しているとされます。
また斎藤実盛という武者は老体と気取られないように、赤地錦の直垂に萌黄威の鎧という出で立ちで出陣する姿が描かれています。
軍記物にも萌黄色はよく登場し、一般武士は萌黄色や木蘭色、褐色、紺村濃(こんむらご)といった直垂を身に纏っていたそうです。
また春の緑と若さを象徴する色として萌黄色は数多く登場します。
源氏物語の若菜下巻の女楽の場面で、明石の上の衣裳について「柳の織物の細長、萌黄にやあらむ、小袿着て、羅(うすもの)の裳のはかなげなる引きかけて」と表現しています。
