色名・別名・系統
| 色名(かな) |
笹色(ささいろ) |
| 別名 |
笹紅色(ささべにいろ) |
| 系統 |
緑色系統 |
笹色の色情報・カラーコード
| Webカラー(HTML) |
#357353 |
| RGB |
R:53 G:115 B:83 |
| CMYK |
C:60% M:0% Y:60% K:50% |
笹色について
笹色は厚く塗った本紅の乾いた色
笹色とは少し青みがかった緑色のことです。
笹紅色ともいいます。
本紅が乾くと玉虫のように輝く緑に変化し、その鮮やかな緑色が笹を連想させることに由来する色名です。
紅と言えば鮮やかな赤色ですが、純度の高い良質な紅は、何度も厚く塗ると玉虫色に光ります。
江戸時代後期の文化年間(1804~18)頃に、この紅を厚く塗ることで唇を緑に輝かせる化粧法が流行し、これを「笹紅または笹色紅」といいました。
このころに描かれた浮世絵の女性の唇はしばしば緑や青になっているのは、それが理由です。
本紅はとても高価で裕福な家の女性や遊女にしかこんな化粧法はできなかったので、先に下唇に薄く墨を塗ってから、後で似紅を塗ることで玉虫色に近づけるという化粧法が江戸庶民の間に生まれました。
小町紅とよばれる笹紅は、紅猪口(べにちょこ)と呼ばれるお猪口に塗られた状態で売られており、乾燥して緑色の笹紅に水気を少し加えて紅色に戻してから使っていました。
紅猪口以外に、紅板と呼ばれる小さな携帯用の容器にも塗られて売られていたそうです。