鉛白(えんぱく)

鉛白(えんぱく) 白色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 鉛白(えんぱく)
別名 特になし
系統 白色系統

鉛白の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #ECEDF2
RGB R:236 G:237 B:242
CMYK C:2% M:1% Y:0% K:4%

鉛白について

鉛白は最古の白色顔料の一つ

鉛白えんぱくとは、ほんの少し青みがかった白色のことです。
鉛から作られる最古の白色顔料である鉛白えんぱくの色です。

古代ローマの建築家・ヴィトルヴィウスが鉛白えんぱくの製造方法を書き残しており、壺などの底に酢を入れ、上部に鉛板を置き炭火でいぶすなどして酸性の蒸気にさらすことで、鉛が腐食して鉛白えんぱくを生成するそうです。
日本では新羅からの渡来人が初めて鉛白えんぱくの製造に成功し、時の女帝推古天皇に白粉として献上したのが始まりだそうです。

鉛白は様々な用途に使われました

鉛白えんぱくは絵画や化粧品など、古くからさまざまな用途に使用されました。
化粧品として、美白のために鉛白えんぱく(白粉)が使用されていました。
江戸後期の美容指南書である「都風俗化粧伝」には、当時の美人の条件として肌が白いことが記載されていました。
当時の白粉には鉛白粉(鉛白、京白粉、御所白粉)と水銀白粉(軽粉、伊勢白粉)があり、いずれも水に溶き、刷毛を使って、顔だけでなく襟足、首までつけていたそうです。
鉛白えんぱくに毒性があるのですが、明治になるまで利用は禁止されませんでした。
鉛白えんぱくは古代より日本画や仏像などへの顔料として使われ、江戸時代には貝殻の粉である胡粉と共に浮世絵に使われていました。
ただ湿度の高い日本では、硫黄分に反応して黒くなってしまうという欠点がありました。