白色(しろいろ)

白色(しろいろ) 白色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 白色(しろいろ)
別名 特になし
系統 白色系統

白色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #FFFFFF
RGB R:255 G:255 B:255
CMYK C:100% M:100% Y:100% K:100%

白色について

白色は日本最古の色の一つ

白色しろいろとは、日本における最も古い色の一つで、純粋な白色のことです。
現在では、かすかに黄みがかった白色、かすかに青みがった白など、純粋な白色以外もまとめて白としています。

日本で最初に生まれた色は「赤」「黒」「白」「青」で、全て太陽の出没に関係しています。
これらを「明、暗、顕、漠」という言葉で表し、明はあか、暗はくろ、顕はしろ、漠はあおに対応する言葉であるとしました。
「顕」は「漠」と対になる言葉であるため、白は青と対比する色として生まれました。
「顕(けん)」は暗闇に太陽の光が指し込み、漠然としていたものがはっきりと見えるようになる状態を示す「著(しる)」が転じた言葉で、後に「しろ」となり白色が生まれました。
後に白が黒と対比されるようになったのは、中国から持ち込まれた陰陽五行思想によるものとされます。

白色は神聖な色

古代において、神事に関する神聖な色とされていたのが白色しろいろで、神々の神性は全て白で表現されています。
天岩戸の前で神々が祈願する時に用いられたのが、白和幣(しろにぎて)、青和幣(あおにぎて)です。
またヤマトタケルが伊吹山の神を殺しに行った時に出会った白猪は実は神の化身で、ここで雷に打たれ落命したヤマトタケルは白鳥となり天に昇っていきます。
その他、白馬、白鳥、白猿、白酒のように神への捧げものは全て白で象徴されるのが通例です。
七、八世紀の古典文学の中で、色の形容の中で一番多いのが白に関するものだそうです。

飛鳥・奈良時代あたりから、身分を色で表すようにした冠位制度が施行されましたが、白は全ての色の中で最高の色とされました。 天平宝字元年(757)に施行された養老律令の中の衣服令では、皇太子以下皇族臣下の服の色を細かく定めていますが、白を最高の服色しています。
ですが白を着ることのできる身分は明記されておらず、これは養老律令は天皇を律するものではなく、かつ朝廷では天皇だけが白色の衣を着ることができたからだそうです。

白色は今でも特別な色

昔から白を特別に神聖な色としてきたためか、白は清潔さ、純潔、新しい、冷たい、真理、永遠などを象徴しており、白衣、ウェディングドレス、衛生陶器、冷蔵庫などに使われことが多いです。
無実の人間を白といい、相撲など勝負事における勝利を白星といい、問題のない企業をホワイト企業というなど、白は他の色にはない良いイメージがあります。
ただ亡くなった方に白装束を着せたり、怪談話などでは幽霊が着る衣装はだいたい白衣だったり、降伏する時に白旗を上げたりなど、白には真逆の不吉で縁起の悪いイメージもあり、二面性のある色でもあります。