赤富士について
赤富士とは富士山が朝日に照らされ真っ赤になる事
赤富士とは、夏から初秋にかけての早朝に、富士山が朝日に照らされ真っ赤に見える現象のことです。
夏の富士山にはほとんど雪がなく、富士山全体が赤く見えるのですが、めったに見ることはできません。
そのせいか赤富士は幸運や商売繁盛をもたらすとされ、また古来より赤色は魔除けの色であるせいか、厄除けや悪縁を断ち切ると信じられています。
また富士山という名前が「不死」に通じるため、なおのこと縁起がよいとされます。
赤富士は絵などの題材に多く取り上げられ、中でも葛飾北斎の「富嶽三十六景」の作品が有名です。
俳句の世界でも題材されることが多く、明治生まれの俳人・富安風生の「赤富士に霞滂沱たる四辺かな」という句によって、赤富士は夏の季語になったそうです。
富士山は冬にも赤く染まりますが、この場合は「紅富士」と呼ばれます。
