碧落について
碧落とは果てしなく続く青空の事
碧落とは、青い空や大空を意味する言葉です。
また遠い場所、果て(はて)、という意味もあり、これはどこまでも続く青空から連想されたものでしょう。
似た意味の言葉に「蒼落」があります。
碧落は元は中国の漢詩などで使われた言葉で、後に日本に伝来しました。
晋末期(4世紀末)に編纂された中国の道教の最重要経典「度人経(どじんきょう)」の中の「碧落空歌大浮黎国土」という一節に由来する言葉です。
「碧」は青、「落」は古い中国語では広々として開けている、という意味だったようです。
道教では東方の空のことを碧落とよぶそうです。
元は碧く透き通っているという意味でしたが、徐々に天界・仙界を指すようになり、最終的に天空や青空を指すようになります。
室町時代に生まれた禅の精神を表す言葉などを集めた「禅林句集」には「風吹碧落浮雲尽」という言葉があります。
これは「風が青空を吹き渡り、浮雲は消え去る」という意味で、「迷いが消え去り心に一点の曇りもない」という心境の比喩として使われます。
また「碧落一洗」という四字熟語がありますが、雨が降った後に空が晴れ渡り綺麗な青空が晴れ渡る様子と意味します。
