古色蒼然について
古色蒼然とは
古色蒼然とは、とても長い年月を経たかのように古びて見える様子を指す言葉です。
「古色」は長い年月が生み出した古びた色合いや雰囲気のことで、「蒼然」は「あたりが青白い、または薄暗い様子」を意味します。「蒼」は青と緑の二色を意味し、「蒼然」には植物が青々として生命力に溢れているという意味もありますが、ここでは正反対の意味として使われます。
また単に古びただけではなく、物や場所が時間の経過とともに趣深さを得たような場合にも使われます。
「蒼古」という言葉がありますが、これは古色を帯び古めかしい様子を指します。
古色蒼然は中国明代の文人・謝肇淛(しゃちょうせい)の随筆「五雑組(ござっそ)」に由来するとされます。
日本には江戸時代に伝わったと言われています。
ちなみに日本の伝統色には惚色や古晒色のような古びた様子を表す色名もあります。
日本人は昔から言葉でははっきりしない色合いにも名前をつけて楽しんでいました。
