赤気(せっき)

赤気(せっき) 光・炎・夜・闇などの色言葉一覧

赤気について

赤気とは赤いオーロラ、または彗星の事

赤気とは、夕方や夜にプラズマ粒子が赤い雲のように見える現象、つまりオーロラのことです。
日本のような中緯度では、オーロラは赤く扇形の構造を持つそうで、キジが尾を広げたような扇形になったそうです。
日本書紀には、推古二十八年(620年12月30日)、「天に赤気があり、その形は雉の尾に似ていた。長さは一丈(約3.8メートル)あまりであった。」とあり、これは日本最古の天文記録です。
平安時代の貴族・藤原定家の日記「明月記」には、「北の空から赤気が迫ってきた。その中に白い箇所が5個ほどあり、筋も見られる。恐ろしいことだ。」とあり、1204年に京都で「赤気」という現象が見られ、まるで山の向こうの火事のようだったことが分かります。

また彗星のことを指すこともあり、「平家物語」の赦文の中に「彗星東方に出づ、蚩尤旗とも申す。又赤気とも申す。」とあり、赤気がオーロラだけでなく彗星も指したことが書かれています。 ちなみに白気も古くは彗星のことを指す言葉でした。