森然(しんぜん)

森然(しんぜん) 花・草木・山の色言葉一覧

森然について

森然とは

森然とは、木々や薄暗くなるほど濃密に生い茂る様子をいいます。
「こんもり」の類義語になり、森然とは樹木がこんもりと茂る様子のことです。
「木々が生い茂り森然たる森」というように使われます。

また森然には、人など多くのものが並び立つ様であったり、おごそこかさやただならない人物を表すのに使われる言葉でもあります。
鬼気森然という四字熟語があり、これは鋭くただならない気配が漂う様子を表します。

森然は元は中国の漢詩などで使われていた言葉で、それが日本に伝わったとされます。
例として、唐代中期の詩人・白居易と劉禹錫の間で交わされた唱和詩「劉白唱和集」の冒頭には「彭城の劉夢得は、詩の豪なる者なり。其の鋒は森然として、敢えて当たる者少し。」という一節があります。
これは「彭城の劉夢得は、詩の豪傑である。その鋒(ほこさき)は(密集した木々のように)鋭く、臆せず対抗しようとする者は少なかった」という意味になります。