千歳茶(せんざいちゃ)

千歳茶(せんざいちゃ) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 千歳茶(せんざいちゃ)
別名 仙歳茶(せんざいちゃ)、仙歳茶(せんさざいちゃ)、千歳茶(せんさいちゃ)
系統 茶色系統

千歳茶の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #4B3B02
RGB R:75 G:59 B:2
CMYK C:0% M:20% Y:80% K:85%

千歳茶について

千歳茶は男性にも女性にも愛された縁起のいい色名

千歳茶せんざいちゃとは、黒みがかった渋い茶色です。
仙斎茶ともいい、千歳緑せんざいみどりのバリエーションで、千歳緑せんざいみどりを茶色がからせたような、黒にかなり近い色です。

千歳茶せんざいちゃは江戸中期の色で、宝暦期(1751~1764)に、男性の小袖に流行したといいます。
江戸中期の染めの解説書では、藍海松茶あいみるちゃに黒みを加えた色とされています。
江戸後期の染色指南書「手鑑模様節用」にも記述があり、「椋の実染め」という色と同じもので、「さわらび色」とも呼ばれていると書かれています。
江戸後期の文政期(1818~1831)には、京都や大阪に暮らす女性の羽織によく使用されていたそうです。
茶色が流行した江戸時代には、元の千歳緑せんざいみどりよりも好まれました。

千歳茶せんざいちゃに関する川柳もあり、江戸中期から幕末までほぼ毎年刊行されていた川柳の句集『誹風柳多留』には、「仙斎茶 後の女房が染め直し」という句があります。
「仙歳」を「先妻」にかけてあり、着物を後妻が染め直したという句。
千歳茶せんざいちゃは年配者向けの色だったらしく、先歳より若い奥さんをもらったのではないでしょうか。