枯色(かれいろ)

枯色(かれいろ) 茶色系統

色名・別名・系統

色名(かな) 枯色(かれくさいろ)
別名 特になし
系統 茶色系統

枯色の色情報・カラーコード

Webカラー(HTML) #9E8A5B
RGB R:158 G:138 B:91
CMYK C:0% M:75% Y:100% K:35%

枯色について

枯色は冬枯れで変色した草木の色

枯色かれいろとは、茶色がかったくすんだ黄色のことです。
冬になり生気が亡くなり枯れきった草木のような色です。
平安時代に生まれた色で、襲の色目では、冬用の配色として枯色かれいろが存在します。
「表:香色、裏:青(緑)」の組み合わせで、草木が枯れ、薄茶に変化する様子を表現しています。

平安時代には華やかな赤や紫系の色だけでなく、荒涼とした冬景色にも目を向けた色名が生まれました。
同じく冬枯れの色である枯野かれのと同じ色とする説もありますが、枯色かれいろ枯野かれのよりも少し緑を感じさせます。

枯色は日本人の「もののあはれ」にも通じる色

江戸時代の人々の冬の趣味として、枯野見というものがあります。
冬の暖かい日にわざわざ郊外まで出かけて、枯野を見に行くことです。
平安時代に生まれた、命があったものが衰え、枯れ果てるさまを美しいとする「もののあはれ」にも通じます。
江戸の枯野見は、向島の長命寺から白髭あたりの冬景色を見ることをさしましたが、中には吉原に遊びに行く言い訳にした人もいたそうです。向島と吉原は隅田川を渡ればすぐの場所にあります。